神経・認知疾患

パーキンソン病

薬の細かな調整と転倒予防で生活の質を守る

パーキンソン病は、脳内のドパミン産生細胞が減少し、運動機能が徐々に低下する神経変性疾患です。振戦・筋固縮・動作緩慢が主な症状で、進行すると転倒・誤嚥・認知症を合併します。在宅診療では薬の細かな用量調整と多職種連携により、在宅生活を長く継続できるよう支援します。

主な症状

  • 安静時振戦(手足の震え)
  • 筋固縮(筋肉のこわばり)
  • 動作緩慢・小刻み歩行
  • 姿勢反射障害(転倒しやすい)
  • 仮面様顔貌(表情が乏しい)
  • 便秘・排尿障害・起立性低血圧(非運動症状)

主な原因・リスク因子

  • ドパミン産生細胞(黒質)の変性・脱落
  • α-シヌクレインの蓄積(レビー小体)
  • 遺伝的要因(一部)
  • 農薬・環境毒素への曝露(一部)

在宅での治療・管理方法

1レボドパ・ドパミンアゴニストの用量調整
2MAO-B阻害薬・COMT阻害薬の追加
3ウェアリングオフ(薬の効果切れ)への対応
4転倒予防・歩行補助具の指導
5嚥下機能の定期評価
6訪問リハビリ・訪問看護との連携

在宅ケアのポイント

  • 1薬は決まった時間に正確に服用する(ウェアリングオフ予防)
  • 2転倒しやすい場所(浴室・段差)に手すりを設置する
  • 3ゆっくりと大きな歩幅で歩く練習をする
  • 4便秘対策として水分・食物繊維を十分に摂る
  • 5起き上がる際はゆっくり体位を変える

こんな時はすぐにご連絡ください

  • 薬の効果が急に落ちた・効かない時間が長くなった
  • 転倒・骨折した
  • 嚥下が急に悪化した・誤嚥した
  • 幻覚・妄想が出現した
06-6439-7337(診療時間内)

よくある質問

Qパーキンソン病の薬は一生飲み続けますか?

はい。薬を中断すると症状が急激に悪化することがあります。長期服用で薬の効果が変動することがありますが、用量調整で対応します。

Qパーキンソン病でも在宅生活は続けられますか?

適切な薬の管理と環境整備、訪問リハビリの継続により、多くの方が在宅生活を長く続けられます。

森川髙司 院長

院長より

パーキンソン病は、在宅でも適切な管理が可能な疾患です。 生活背景・ご家族の状況を丁寧に伺いながら、ご自宅での生活を私たちがしっかり支えます。 どんな小さなことでも遠慮なくご相談ください。

森川髙司 医師(院長)

医療法人煌仁会 森川内科クリニック

パーキンソン病でお悩みの方へ

在宅での管理・治療についてお気軽にご相談ください。
外来でお付き合いのある患者さんはそのまま在宅診療に移行できます。

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