認知症が進行すると、一人での通院が難しくなることがあります。「病院に連れて行くのが大変」「本人が嫌がって通院できない」「施設に入居しているが定期的な診察を受けさせたい」——そんなお悩みに、当院の訪問診療がお応えします。
認知症の在宅診療でできること
認知症の診断・評価
MMSEなどの認知機能検査を在宅で実施。認知症の種類・進行度を評価します。
薬物療法の管理
アリセプト・メマリーなどの認知症薬の処方・調整を継続して行います。
BPSD(行動・心理症状)への対応
徘徊・暴言・不眠・幻覚などのBPSDに対して薬物・非薬物療法で対応します。
介護サービスとの連携
ケアマネジャー・デイサービス・訪問看護と連携し、包括的なケアを提供します。
家族へのサポート
介護する家族への説明・相談対応・介護負担軽減のためのアドバイスを行います。
合併症の管理
高血圧・糖尿病など認知症に合併しやすい疾患も同時に管理します。
対応できる認知症の種類
| 認知症の種類 | 主な症状 | 在宅での対応 |
|---|---|---|
| アルツハイマー型認知症 | 記憶障害・見当識障害・徘徊 | コリンエステラーゼ阻害薬・NMDA受容体拮抗薬 |
| レビー小体型認知症 | 幻視・パーキンソン症状・認知変動 | 薬剤過敏性に注意した薬物療法 |
| 血管性認知症 | まだら認知・感情失禁 | 脳血管リスク管理・抗血栓療法 |
| 前頭側頭型認知症 | 脱抑制・常同行動・言語障害 | BPSD対応・介護環境の調整 |
| 軽度認知障害(MCI) | 物忘れが増えたが日常生活は可能 | 早期介入・生活習慣改善・経過観察 |
介護されているご家族へ
認知症の介護は、ご家族にとっても大きな負担です。「どこに相談すればいいかわからない」「介護サービスの使い方がわからない」という方も、まずはお電話ください。
当院では、医師・ケアマネジャー・訪問看護・薬剤師が連携して、患者さんとご家族を包括的にサポートします。介護保険の申請サポートや、施設入居の相談にも対応しています。
よくある質問
Q. 認知症の診断は在宅でできますか?
A. 認知機能検査(MMSE・HDS-R)は在宅で実施できます。ただし、MRI・CT検査が必要な場合は専門医療機関への紹介を行います。
Q. 認知症で暴言・暴力がある場合も対応できますか?
A. BPSDへの対応は当院の得意とするところです。薬物療法・非薬物療法を組み合わせ、ご本人・ご家族の負担を軽減します。
Q. 施設に入居している認知症の親を診てもらえますか?
A. グループホーム・有料老人ホームなど施設への訪問診療も行っています。施設スタッフとも連携して対応します。
Q. 外来に通っていない場合でも訪問診療を受けられますか?
A. はい、新規の方もご相談いただけます。まずはお電話でご状況をお聞かせください。
